TVドラマ「階伯」を毎週見ていて、今回の扶余行きを決めた要因の一つでした。なぜか、それは韓流時代劇にはまったドラマが「薯童謠(ソドンヨ)」だったから。「薯童謠」は百済の王・武王(薯童)と、新羅の姫・善花の国境を越えた恋愛劇。大好きな韓国の巨匠・イ・ビョンフン監督が同国に昔から伝わる童謡、伝説をモチーフに描いた作品。

これまでは朝鮮王朝(李氏朝鮮)時代を描くことが多かった韓国ドラマ界で初めて百済を舞台にした本作。国と国との争い、陰謀と策略がうごめく宮中の権力闘争に加え、当時最先端だった百済の科学技術力などにも注目しており、その技術開発を扱ったエピソードの数々は非常に興味深い内容となっている。また、百済は飛鳥時代の日本と深く関わりがあり、“聖徳太子”との交流もあった。
善花(ソンファ)は、あの「善徳女王」の妹。2人は苦難の道を辿りながらも結ばれるのだが・・・・・。

扶余市内で市民の憩いの場になっている薯童公園の宮南池。薯童・武王が善花を慰めるために造ったとされる人工池。韓流時代劇ファンなら誰もが知っているあの池です。色んなドラマにも登場しましたね。

韓国最初の人工公園で、池の中央に島を造り、「抱龍亭」を配置して、橋を掛けている。

この公園を造った路子工という造園師は日本に渡り、皇宮の庭園を造成するなど、日本の造園師の始祖になったとされている。
池の周囲には柳の木が茂り、蓮の池が囲んでいる。今は枯葉しかないが、7月にはいっぱいに咲き誇るという。

さて、ドラマの話に戻ろう。「階伯」では、「薯童謠」のその後を描いている。薯童と善花の息子をめぐり王位後継者争いが勃発。百済と新羅は戦闘状態にあり、「新羅の血を引く王は認められない」と紛糾する。善花と王子を守るのが階伯の父親。善花は自害するが、成人した階伯も王子を守って、反対派と戦い、新羅とも世紀の大戦へ進む。大軍を率いる新羅軍を勇猛果敢に何度ともなく押し返すが、最後には50,000の新羅兵に5,000の百済兵で立ち向かい、討死する。

ドラマはまだ前篇で、これからの放送が楽しみだ。
次回は、「薯童謠」ロケのオープンセットの薯童謠テーマパークを紹介します。